One's 歌詞解釈the GazettE 8th Album『DOGMA』
死と再生
本能に従っていたら 感情がコントロールできなくなった
自分でも 理解しがたいぐらい イタイタシイ状況
どうしたらいいか わからない
隠蔽 --見せられない
嘘に嘘を重ねる
見え透いた虚勢をはっているのは
空っぽで なんにも 持ってないから
心を閉ざしてるのは 弱い人間だから
いつだって 心は 寂しさでいっぱい
だけど 本音をぶちまけたら また孤独に戻ってしまう
暗澹 --希望なんてない
寂しすぎて 見せかけの優しさに すがってしまう
その場かぎりの関係だと 知っているのに 不思議と 心は満たされてるから
感覚が麻痺して 心の痛みに気づけず 現実は どんどん 空虚になっていく
どうしたらいいの・・・
これが私の宿命なのかな・・
心を蝕む 見せたくない過去を
葬り去るように
私の中にある消せない事実
二度と元には戻れない
過去を・・葬り去る・・・永遠に
[わたしが死する前に]
こんな私はずるい人間なのかな
[わたしが死ぬまで]
過去よ・・・葬り去れ・・・永遠に
もう見えなくなった?
愛されたいという気持ちが 強くなりすぎて、際限なく愛情をせがむ
どれだけ与えられれば 満足できるかわからない
心に巣喰う 見たくない過去を
葬り去ろうとするかのように
過去を・・・封じ込める・・・永遠に
[わたしが死ぬ前に]
私ってクズかな
[わたしが死ぬまで]
形ばかりの愛情を求め続け この身を委ねてた
みんな嘘っぱちだって わかっているけど 心は満たされるから
死ん、そこからやり直すしかないのかな
歌詞リンク
the GazettE 8th Album『DOGMA』
#11 PARALYSIS/ 麻痺
死と再生
本能に従っていたら 感情がコントロールできなくなった
自分でも 理解しがたいぐらい イタイタシイ状況
どうしたらいいか わからない
嘘に嘘を重ねる
見え透いた虚勢をはっているのは
空っぽで なんにも 持ってないから
心を閉ざしてるのは 弱い人間だから
いつだって 心は 寂しさでいっぱい
だけど 本音をぶちまけたら また孤独に戻ってしまう
寂しすぎて 見せかけの優しさに すがってしまう
その場かぎりの関係だと 知っているのに 不思議と 心は満たされてるから
感覚が麻痺して 心の痛みに気づけず 現実は どんどん 空虚になっていく
どうしたらいいの・・・
これが私の宿命なのかな・・
心を蝕む 見せたくない過去を
葬り去るように
私の中にある消せない事実
二度と元には戻れない
過去を・・葬り去る・・・永遠に
[わたしが死する前に]
こんな私はずるい人間なのかな
[わたしが死ぬまで]
過去よ・・・葬り去れ・・・永遠に
もう見えなくなった?
愛されたいという気持ちが 強くなりすぎて、際限なく愛情をせがむ
どれだけ与えられれば 満足できるかわからない
心に巣喰う 見たくない過去を
葬り去ろうとするかのように
過去を・・・封じ込める・・・永遠に
[わたしが死ぬ前に]
私ってクズかな
[わたしが死ぬまで]
形ばかりの愛情を求め続け この身を委ねてた
みんな嘘っぱちだって わかっているけど 心は満たされるから
死ん、そこからやり直すしかないのかな
歌詞リンク
補足説明および雑感
タイトル/ PARALYSIS
「PARALYSIS」 (読み)パラリシス
英語:まひ、中風、停滞、まひ状態 (交通麻痺)
タイトル
PARALYSIS=麻痺
「心の痛みを麻痺させることで、身動きがとれなくなっている」という「無感覚」と「機能停止」の「麻痺」が持つ2つの意味が掛け合わさっている。
題材
RUKI 「自分の欲を満たすために非ぬ方向に向かった人間の様をイメージして書きました。」
「GiGS (ギグス) 2015年 10月号」より
過去に受けた心の傷を抱えている人間。愛されたいけどまた傷つくんじゃないかと臆病になって本当の自分を見せることができない。信頼していない相手とのうわべだけの恋愛関係で自分の心の闇を満たそうとする。恋愛ごっこをすることで「愛情への飢餓」がさらに進行してさらに傷を深める負のループに嵌っていくという内容
ざっくり解釈
カッコつけて生きてるけど本当は弱い人間なんだよ
素の自分を見せたら見向きもされなくなってしまいそうで怖いんだ
寂しいから嘘やうわべだけでも優しくしてくれる相手を求めてしまう
そんな薄っぺらい関係に愛なんてないとわかっている
でもね、感覚が麻痺しちゃって 心が満たされているように感じるからやめられない
だって、消し去りたい過去の事実は変えられないんだもの
心に巣喰う過去のトラウマを断ちきるには 死んでやり直すしかないのかな
素の自分を見せたら見向きもされなくなってしまいそうで怖いんだ
寂しいから嘘やうわべだけでも優しくしてくれる相手を求めてしまう
そんな薄っぺらい関係に愛なんてないとわかっている
でもね、感覚が麻痺しちゃって 心が満たされているように感じるからやめられない
だって、消し去りたい過去の事実は変えられないんだもの
心に巣喰う過去のトラウマを断ちきるには 死んでやり直すしかないのかな
雑感
(作者の視点)
「自分の欲を満たすために非ぬ方向に向かった人間」の視点から描いているのであろうが、ところどころ第三者(作者)の冷ややかな目線を感じる
自分の過ちを悔いながらも心の奥底で「わたしがずるい人間なの?」と自己保身する人間に対して、その生き方の醜さや浅ましさを皮肉っているようにも感じ取れる
(恋愛依存と満たされない飢餓感)
描かれているのはいわゆる「恋愛依存症」の人かな。表面だけみるとだらしがないクズに見えるけど、実は心の闇が深い。子供のときに十分に愛情をかけられなかったとか、親から条件付けの愛情を与えられて心の奥底から甘えることができないまま大人になった人は。愛されたいがゆえに恋愛対象に支配されやすくなるので要注意です。
親だろうと、友達だろうと恋人だろうと支配しようとする人間、愛情の飢餓感を利用してくる相手はあなたの心を満たしてくれません。「すっぱり手を切りましょう。」と言われて変われたらかんたんな話で済むが、自分をダメにするズブズブの関係から抜け出せないのが依存症の闇です。
無自覚に支配されて育ったひとは刷り込みを受けている場合が多いです。「誰かに依存しないと自分はやっていけない」「ひとりになるのが怖い、ツライ」という人は思い込まされていることに気づけば一歩前進。そこから自分を徐々に解除しましょう。
(DERACINEの共依存)
DERACINEの「共依存」の内容と近い気がする。
○語意 その他 メモ
▼hide-out
〔身を隠すための〕隠れ家、潜伏場所、アジト
▼stack up
【句自動】積み重なっている
〈話〉匹敵する、同等である〈話〉つじつまが合う、合点がいく
【句他動】
〔物を〕積み重ねる〔標準などに〕達する
▼distress
【名】苦悩、悲嘆、苦痛、悩み(の種)、嘆き
疲労困憊"
▼蔓延る疑い深き愛を
蔓延る(はびこる):ありふれた、どこにでもある
疑い深き愛:信用できない愛情→うわべだけの見せかけの愛
⇒ちやほやされるその場限りの関係
▼I can't know it
I can't know it= I can't know how to do
どうしたらよいかその方法がわからない
▼creepy
【形】〔虫が〕はい回る、むずむず、ゾクゾク、身の毛のよだつような、気味悪い、ゾッとする
GiGS (ギグス) 2015年 10月号/シンコーミュージック
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grazie