前記事に書いたチャイルド・プレイに挿入されたマーク・ハミルの歌詞「I WILL NEVER LET YOU GO」が怖い(#君のこと絶対離さないよ#死ぬまでずっと親友だよね)という話で思い出したスティングのポリス時代の名曲「 Every Breath You Take 」のエピソード。
Police時代のスティングが作った1984年にグラミー賞2部門を受賞した「Every Breath You Take (邦題:見つめていたい)」は結婚式に使われることもあった楽曲。
しかし、実はこの曲「(別れた恋人を)いつまでも見守っているよ」というラブソングではなく、別れた恋人に「お前のことをずっと見張ってるぞ」という恨みや監視といったストーカーの話だとスティング本人がBBCのラジオインタビューで語ってる。
この曲の背景にあるのはスティングのプライベートな出来事。作曲当時スティングは前妻との離婚訴訟中でこの歌詞は「愛しい君を見つめていたい」というのではなく、「離婚相手の一挙手一投足を監視しているぞ」という脅しめいた内容だったという(笑)
2,3年前ぐらい前に下記の記事を読んでこの裏話を知った。事実を知らずに十数年も「ああ、なんていい歌なんだ」と惚れ惚れ聞いていた自分としてはショックでしたw(まあ、ネイティブの人でもラブソングと思って聞いてたってことだから無理もないかなと自己弁護)
去年フィナンシャル・タイムズに書かれた記事にはこの曲以外もスティングの私生活が反映しているという内容の分析が書かれている。
作品と私的感情
音楽評論家の中には自分の恨みつらみや自己弁護みたいな感情を作品に反映することを否定する人もいる。(どの作品のことを言っているのかは不明だけど、少し前にRTで回ってきたツイートが「グジグジ自己弁護をするな、強さを持たない作品には魅力を感じない」という内容だった。)
具体的にどういう作品でどういうことを指摘していってるのかわからなかったが、そのツイートに対して「創作活動に一体何を求めてるんだろう?」「アーティストや創作活動になにもったいぶったものを求めてるんだろう?」となった。(というか素の感情を否定するそのつぶやき自体がグジグジしてないかい?自問自答のブーメラン?)
個々の感情を無視して理屈ばっかりこねて大いなる思想や愛を語られても、机上の理論のようで何も響かない。そんなものに意味があるんだろうかwそれこそ陳腐じゃないか?逆に、常に強さとか痛みとかを訴えられ続けても、いやもう満腹すぎて、お箱芸だろうって感情移入できなくなってくる。(いや、聞くのをやめればいいんですけど)
人間なんて強い時もあれば、めちゃくちゃに弱ってナーバスになってる時もあるし、有頂天に舞い上がってる時もある。そういう人間の個々の感情が人間らしさだし、その人間らしさが「身の詰まった」思想を生み出すんだろう。そういう弱さも強きも含めた赤裸々な人間を描くところに意味があるんじゃいのかなっと。※「強さ」じゃないのはわざとです
人間、常に「強く」ありたいと思っていても、そうなれない時もある。「自分を律したら強くなれる」て思ってる人はまだ自分より強いものにぶち当たって壊れたことがないだけなんだよね。まあ、強いものを回避して生きている人間は「自分は強い、自分を律している」って思い込めるけどww
というよりも人間は弱さを知ってはじめて、本当の「強さ」に近づけるんだと思う。「弱りきった自分」に出会ったことのない人間は「強さ」の本質について不可知なんです。
だからね、愚痴ってたっていいんだよって。それで次に進めれば。(まあ、人が聞いてくれるかどうかは別として・・ああ、ツイート主の言いたいことはこういうことか?)。弱って愚痴って、そこから這い上がれたら儲けもんぐらいなノリで生きたいなっと
よわっちい存在
世界的に名曲と言われたスティングも愚痴というか怒りというか個人の負の感情が埋め込まれるだって知ると、人間って、創作活動って、そういうもんだよね( ̄∀ ̄)bイエイ
メディアはやたら持ち上げるけど、アーティストの人間性なんてのはまあ凡人と変わらんのよ。(神じゃあるめーしww)ただ、アーティストとそうでない一般の人の違いは自分の感じたことを大勢の人に表現するスキルを持っているという話です。
車屋さんが車を、あっぷる職人がパソコンをつくるスキルを持ってるのと同じこと。内容については個体差があるけど、アーティストだからって特別な人間性があるわけじゃないっすよ。(逆に「俺が君たちのすべてを受け止める」とか言われると「は?(神のつもりか)ww」ってなるww)
感情や思想のコンバーター。
人間同士が普通に「悩み」とか「怒り」といった負の感情を聞かされても感情移入できないどころかストレスだし、楽しい恋バナだって、そりゃーもう付き合いで聞くかもしれないけど、こっちはなんの得にもならない「のろけ」じゃんとw
だけど歌、小説や映画とか作品になるとそれが許されるというマジック
創作者自身もふつうの人間で不確かで曖昧な存在なんだけど、技術 を持っている。技術 は多くの人に働きかけ心を動かすこともできるツールで、素の人間が普段誰かに言えないような悩みとか怒りを「作品」に変えて共有することができるコンバーターの役割なんだなっと。
まあ、だから創作活動こそ、強くも弱くもなれない「くっだらない負の感情」の持っていき場所だろってなるわけです。需要があるかは別としてwwだから、創作活動に行き過ぎた私的感情排除とかポリコレとか理想希求とかいう「こうあるべき」というよくわからないハードルをもうける批評はなんか違う気がするんだよね。
だって本来創作活動ってだれのためでもなく自分のためのものなんだから、
それが評価されるかどうかってのは結果論であるはずなんです。というか、今の時代「需要があるかどうか」という視点で批評をすることが批評家の役割になっちゃってるんだろうか?いやもう、そのほうが危険ですってば!!ww
Another Vision
上の話は一応結論がでてるんだけど、その派生で思ったこと
強迫観念に近い「ちゃんとしなくっちゃ」感。
日頃さまざまなTLを眺めていて思うのは、理性的であれとする強い思考性。というよりも嗜好性と言ったほうが近いか。
理性で物事を判断するのは大事だけど、極端に感情を排除することの危うさを感じる場面がしばしば。
合理的な理論を重視し自分の感情を抑えてつけていけば、何かの拍子に感情が暴発したり、心が壊れていくのが今の社会なんじゃないのかな。
だから「ちっちゃい、ちっちゃい自分の感情」を認めるってことが実は大事で、ちっちゃい自分を認めることは他者に対する寛容も産み出すことに繋がるんですよね。と書きながら「自分の耳が痛くなっている」ことに気づくwww
とチャッキーつながりからいろいろ思ったことをダラダラ書いた日曜の午後の支離滅裂な文章。まあ、そもそもブログを書くこと自体が自分のもやもやを昇華するためのもんなので、シッチャカメッチャカになって当然っちゃ当然っすw
そうだ、5月にセルフカバーアルバム出てたんだった。
やっぱり買おうかな。古いVer(バラバラで)ももってるけど。
grazie
\🗣️試写会でも話題騒然の劇中歌⭐️/#マーク・ハミル が歌う、
— 『チャイルド・プレイ』公式 (@ChildsPlay_JP) 2019年7月13日
せつなコワすぎる「#バディソング」🎹
🔪7/19の公開を前に、
歌詞付き特別映像が到着🎵
音をONにして聴いてくださいね🖤#チャイルド・プレイ#君のこと絶対離さないよ#死ぬまでずっと親友だよね#ChildsPlay #ChuckyMovie pic.twitter.com/2HpSjsQisq
「The Police - Every Breath You Take
Police時代のスティングが作った1984年にグラミー賞2部門を受賞した「Every Breath You Take (邦題:見つめていたい)」は結婚式に使われることもあった楽曲。
しかし、実はこの曲「(別れた恋人を)いつまでも見守っているよ」というラブソングではなく、別れた恋人に「お前のことをずっと見張ってるぞ」という恨みや監視といったストーカーの話だとスティング本人がBBCのラジオインタビューで語ってる。
○Wikipedia「 Every Breath You Take 」より抜粋
https://en.wikipedia.org/wiki/Every_Breath_You_Take(English ver)
Sting later said he was disconcerted by how many people think the song is more positive than it is.He insists it is about the obsession with a lost lover, and the jealousy and surveillance that follow. "One couple told me 'Oh we love that song; it was the main song played at our wedding!' I thought, 'Well, good luck.'" When asked why he appears angry in the music video, Sting told BBC Radio 2, "I think the song is very, very sinister and ugly and people have actually misinterpreted it as being a gentle little love song, when it's quite the opposite."
スティング氏は後に歌がポジティブな歌と思ってる人が思う以上に多くて戸惑っていると語った。 彼はあの曲は別れた恋人への嫉妬や執着ストーカーなんだと話しながら 「あるカップルが私に「あの歌が大好きで、私たちの結婚式で演奏してんですよ!」と僕は彼らに「お幸せに」と言ったけどね
彼はBBCラジオ2に「MVに対して腹を立てているのはなぜか」と聞かれ「あの歌は陰険で醜いうたなのに、優しく愛の歌とミスリードしてるからなんだ。」とも話していた。
https://en.wikipedia.org/wiki/Every_Breath_You_Take(English ver)
Sting later said he was disconcerted by how many people think the song is more positive than it is.He insists it is about the obsession with a lost lover, and the jealousy and surveillance that follow. "One couple told me 'Oh we love that song; it was the main song played at our wedding!' I thought, 'Well, good luck.'" When asked why he appears angry in the music video, Sting told BBC Radio 2, "I think the song is very, very sinister and ugly and people have actually misinterpreted it as being a gentle little love song, when it's quite the opposite."
スティング氏は後に歌がポジティブな歌と思ってる人が思う以上に多くて戸惑っていると語った。 彼はあの曲は別れた恋人への嫉妬や執着ストーカーなんだと話しながら 「あるカップルが私に「あの歌が大好きで、私たちの結婚式で演奏してんですよ!」と僕は彼らに「お幸せに」と言ったけどね
彼はBBCラジオ2に「MVに対して腹を立てているのはなぜか」と聞かれ「あの歌は陰険で醜いうたなのに、優しく愛の歌とミスリードしてるからなんだ。」とも話していた。
この曲の背景にあるのはスティングのプライベートな出来事。作曲当時スティングは前妻との離婚訴訟中でこの歌詞は「愛しい君を見つめていたい」というのではなく、「離婚相手の一挙手一投足を監視しているぞ」という脅しめいた内容だったという(笑)
2,3年前ぐらい前に下記の記事を読んでこの裏話を知った。事実を知らずに十数年も「ああ、なんていい歌なんだ」と惚れ惚れ聞いていた自分としてはショックでしたw(まあ、ネイティブの人でもラブソングと思って聞いてたってことだから無理もないかなと自己弁護)
○スティング「Every Breath You Take 」対訳
歌詞ベースVer、訴訟Ver(覚悟しろよ編)、LOVE Ver(結婚式仕様編)
http://oyogetaiyakukun.blogspot.com/2013/01/every-breath-you-take-sting.html
歌詞ベースVer、訴訟Ver(覚悟しろよ編)、LOVE Ver(結婚式仕様編)
http://oyogetaiyakukun.blogspot.com/2013/01/every-breath-you-take-sting.html
去年フィナンシャル・タイムズに書かれた記事にはこの曲以外もスティングの私生活が反映しているという内容の分析が書かれている。
○FINANCIAL TIME
Every Breath You Take — Sting’s ‘nasty little song’ was The Police’s biggest hit
https://ig.ft.com/life-of-a-song/every-breath-you-take.html
Every Breath You Take — Sting’s ‘nasty little song’ was The Police’s biggest hit
https://ig.ft.com/life-of-a-song/every-breath-you-take.html
Every Breath You Take — Sting’s ‘nasty little song’ was The Police’s biggest hit https://t.co/KYluHFpC9T
— Financial Times (@FT) 2018年7月19日
作品と私的感情
音楽評論家の中には自分の恨みつらみや自己弁護みたいな感情を作品に反映することを否定する人もいる。(どの作品のことを言っているのかは不明だけど、少し前にRTで回ってきたツイートが「グジグジ自己弁護をするな、強さを持たない作品には魅力を感じない」という内容だった。)
具体的にどういう作品でどういうことを指摘していってるのかわからなかったが、そのツイートに対して「創作活動に一体何を求めてるんだろう?」「アーティストや創作活動になにもったいぶったものを求めてるんだろう?」となった。(というか素の感情を否定するそのつぶやき自体がグジグジしてないかい?自問自答のブーメラン?)
個々の感情を無視して理屈ばっかりこねて大いなる思想や愛を語られても、机上の理論のようで何も響かない。そんなものに意味があるんだろうかwそれこそ陳腐じゃないか?逆に、常に強さとか痛みとかを訴えられ続けても、いやもう満腹すぎて、お箱芸だろうって感情移入できなくなってくる。(いや、聞くのをやめればいいんですけど)
人間なんて強い時もあれば、めちゃくちゃに弱ってナーバスになってる時もあるし、有頂天に舞い上がってる時もある。そういう人間の個々の感情が人間らしさだし、その人間らしさが「身の詰まった」思想を生み出すんだろう。そういう弱さも強きも含めた赤裸々な人間を描くところに意味があるんじゃいのかなっと。※「強さ」じゃないのはわざとです
人間、常に「強く」ありたいと思っていても、そうなれない時もある。「自分を律したら強くなれる」て思ってる人はまだ自分より強いものにぶち当たって壊れたことがないだけなんだよね。まあ、強いものを回避して生きている人間は「自分は強い、自分を律している」って思い込めるけどww
というよりも人間は弱さを知ってはじめて、本当の「強さ」に近づけるんだと思う。「弱りきった自分」に出会ったことのない人間は「強さ」の本質について不可知なんです。
だからね、愚痴ってたっていいんだよって。それで次に進めれば。(まあ、人が聞いてくれるかどうかは別として・・ああ、ツイート主の言いたいことはこういうことか?)。弱って愚痴って、そこから這い上がれたら儲けもんぐらいなノリで生きたいなっと
よわっちい存在
世界的に名曲と言われたスティングも愚痴というか怒りというか個人の負の感情が埋め込まれるだって知ると、人間って、創作活動って、そういうもんだよね( ̄∀ ̄)bイエイ
メディアはやたら持ち上げるけど、アーティストの人間性なんてのはまあ凡人と変わらんのよ。(神じゃあるめーしww)ただ、アーティストとそうでない一般の人の違いは自分の感じたことを大勢の人に表現するスキルを持っているという話です。
車屋さんが車を、あっぷる職人がパソコンをつくるスキルを持ってるのと同じこと。内容については個体差があるけど、アーティストだからって特別な人間性があるわけじゃないっすよ。(逆に「俺が君たちのすべてを受け止める」とか言われると「は?(神のつもりか)ww」ってなるww)
感情や思想のコンバーター。
人間同士が普通に「悩み」とか「怒り」といった負の感情を聞かされても感情移入できないどころかストレスだし、楽しい恋バナだって、そりゃーもう付き合いで聞くかもしれないけど、こっちはなんの得にもならない「のろけ」じゃんとw
だけど歌、小説や映画とか作品になるとそれが許されるというマジック
創作者自身もふつうの人間で不確かで曖昧な存在なんだけど、
まあ、だから創作活動こそ、強くも弱くもなれない「くっだらない負の感情」の持っていき場所だろってなるわけです。需要があるかは別としてwwだから、創作活動に行き過ぎた私的感情排除とかポリコレとか理想希求とかいう「こうあるべき」というよくわからないハードルをもうける批評はなんか違う気がするんだよね。
だって本来創作活動ってだれのためでもなく自分のためのものなんだから、
それが評価されるかどうかってのは結果論であるはずなんです。というか、今の時代「需要があるかどうか」という視点で批評をすることが批評家の役割になっちゃってるんだろうか?いやもう、そのほうが危険ですってば!!ww
Another Vision
上の話は一応結論がでてるんだけど、その派生で思ったこと
強迫観念に近い「ちゃんとしなくっちゃ」感。
日頃さまざまなTLを眺めていて思うのは、理性的であれとする強い思考性。というよりも嗜好性と言ったほうが近いか。
理性で物事を判断するのは大事だけど、極端に感情を排除することの危うさを感じる場面がしばしば。
合理的な理論を重視し自分の感情を抑えてつけていけば、何かの拍子に感情が暴発したり、心が壊れていくのが今の社会なんじゃないのかな。
だから「ちっちゃい、ちっちゃい自分の感情」を認めるってことが実は大事で、ちっちゃい自分を認めることは他者に対する寛容も産み出すことに繋がるんですよね。と書きながら「自分の耳が痛くなっている」ことに気づくwww
とチャッキーつながりからいろいろ思ったことをダラダラ書いた日曜の午後の支離滅裂な文章。まあ、そもそもブログを書くこと自体が自分のもやもやを昇華するためのもんなので、シッチャカメッチャカになって当然っちゃ当然っすw
そうだ、5月にセルフカバーアルバム出てたんだった。
スティングのセルフカバー最新作から「Every Breath You Take / 見つめていたい」を公開。自身が語るこの曲が今も愛される理由とは?https://t.co/uXaQmY3N6V
— uDiscoverJP:音楽サイト (@uDiscoverJP) 2019年5月15日
やっぱり買おうかな。古いVer(バラバラで)ももってるけど。
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